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全国老施協、介護現場の生産性向上を支援する経営戦略セミナーを開催

介護現場の生産性向上セミナーの様子

公益社団法人全国老人福祉施設協議会(全国老施協)は、介護現場の生産性向上を促進し、特に「生産性向上推進体制加算(Ⅱ)」の取得を支援するための経営戦略セミナー(オンデマンド動画配信)の第一弾を開催しました。このセミナーは、介護機器の活用や委員会設置など、加算算定に必要な要件について、具体的な事例を交えて解説するものです。

セミナーの目的と概要

このセミナーは、介護現場における生産性向上を推進し、特に厚生労働省が推進する「生産性向上推進体制加算(Ⅱ)」の取得を促進することを目的としています。加算の概要、算定要件、そして具体的な事例を約25分のオンデマンド動画で解説します。動画内容は、介護機器の活用、利用者の安全確保や職員の負担軽減に資する委員会の設置、厚生労働省への実績報告といった要件に焦点を当てています。

セミナーの重要性と参加者の反応

全国老施協が実施した先行セミナーでは、1,000名を超える参加者がありました。アンケート結果によると、セミナー受講前は加算を算定していない施設が62.5%でしたが、受講後には95.3%が「積極的に算定したい」「今後、算定を検討したい」と回答しており、セミナーの効果の高さが伺えます。

介護の生産性向上への取り組み

厚生労働省は、介護業界全体の生産性向上を目指し、機器導入に関する助成の充実や、介護報酬改定における生産性向上推進体制加算の創設、委員会の設置義務化などを進めています。また、令和6年度補正予算案においても、介護人材確保・職場環境改善等事業の一環として、生産性向上の取り組みを強力に推進しています。

全国老施協もこの動きを重視し、専門委員会を設置して先進事例の共有や普及に努めています。今回のセミナーは、こうした国の動きと連携し、現場の施設が具体的な加算取得に向けて一歩を踏み出すための重要な機会となります。

視聴方法と対象者

本セミナーはオンデマンド動画配信形式で、令和6年12月17日(火)から令和7年3月31日(月)まで視聴可能です。対象は、加算取得を検討している施設・事業所の管理者等です。会員施設は無料で受講でき、非会員施設は2,000円で受講できます。申し込みは全国老施協ホームページから受け付けており、申し込み締め切りは令和7年3月14日(金)です。

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