出光興産とQuaker Houghton、潤滑油事業で戦略的提携を発表 EV・航空宇宙分野での連携強化へ
出光興産株式会社は、産業用プロセス流体のリーディングカンパニーであるQuaker Houghtonと、潤滑油事業における戦略的提携契約を締結しました。この提携により、出光興産は日本国内でQuaker Houghton製品の販売を開始し、両社の強みを活かして顧客へのソリューション提供を強化します。
主要な提携内容
- 日本国内におけるQuaker Houghton製品の販売開始。
- EV(電気自動車)および航空宇宙分野における協力体制の強化。
- 両社の技術力とノウハウを結集し、顧客の製造現場の課題解決を支援。
提携の背景と目的
Quaker Houghtonは、金属加工油をはじめとする産業用プロセス流体の分野で世界的に事業を展開しており、鉄鋼、自動車、航空宇宙など多岐にわたる産業で豊富な実績を持っています。一方、出光興産は長年にわたり顧客とのパートナーシップを重視し、生産性の向上に貢献してきました。
今回の提携は、技術革新が進む日本のお客様の製造現場が抱える課題に対し、両社が協力して最適なソリューションを提供することを目的としています。これにより、出光興産は既存の製品群に加え、Quaker Houghtonの高品質な製品ラインナップを取り込むことで、より包括的なサービス提供が可能となります。
EV・航空宇宙分野への注力
特に注目されるのは、EV(電気自動車)の量産化が進む市場でのQuaker Houghtonの豊富な使用実績とノウハウです。日本国内でもEV製造の加速が予測される中、この提携はEV製造に関わる顧客が、実績のあるQuaker Houghton製品を導入することで、スムーズな製造工程の確立に寄与することが期待されます。
また、航空宇宙分野においても数多くの実績を持つQuaker Houghtonとの連携を強化することで、出光興産は新たな分野への挑戦を加速させます。両社は、それぞれの専門知識と技術力を融合させ、変化の激しい産業界のニーズに応えていきます。



コメントを送信